家具家電付き物件とは、生活に必要な家具及び家電製品が部屋に備え付けられた物件のことを指します。部屋の仕様やサイズによって異なりますが、一般的にベッド、テーブル、椅子、ソファ、棚、マット、カーテンなどが家具に含まれ、家電には冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、テレビなどが含まれています。あらかじめ必要な物が揃った状態なので、入居後すぐに日常生活を始められるという特徴があります。

家具家電付き物件のメリットは、自分で家具を購入して運び入れる手間とコストを削減できるところです。身の回りの荷物だけを持って入居できるので、本格的な引っ越しと比べて費用を抑えることができます。また、退去時に家具家電の処分について心配する必要がないため、一人暮らしの学生や単身赴任の社会人など短期で賃貸物件を利用したいという方にもおすすめです。

家具家電付き物件のデメリットは、過去に他人が使用した物を使わなければいけないところです。長期間に渡って同じ家具家電が使い回されている可能性もあり、中古品に抵抗がある方には不向きかもしれません。契約内容によっては家具家電の故障や損傷に対して借主が全額弁償しなければならない場合もあり、退去時にトラブルを招くこともあるので注意が必要です。